夏真っ盛りです!
てぃだまち倶楽部では水遊びが始まりました。
たらいの中の玩具や色氷を触ってみたり、コップからコップに水を移したり。
お尻を浮かせてしゃがむ姿勢、最近は苦手な子も多いけれど、遊びに夢中で自然とできています!
『感覚統合』をご存じですか?
遊びながら「固有覚」「前庭覚」「触覚」をつなげ、適切な行動ができるよう導く「感覚統合」という理論があります。
前庭覚は、自分の身体の傾きやスピード、回転を感じるバランス感覚
固有覚は、自分の身体の位置や動き、力の入れ具合など筋肉や関節の運動に関する感覚
触覚は、触れている場所や強さを感じる感覚に関係があります。
今回は水遊びにちなんで、触覚について少しご説明・・・。
少し触っただけで痛がったり、
お友達がすれ違い際にちょっと触れただけで「ぶつかった!」「こないで!」と押したり、
歯ブラシを口にいれただけで嫌がる、
こんな場面には「触覚の育ちのつまずき(未発達)」が関係している場合があります。
触覚には皮膚を通して危険を感じたときに防衛するはたらきがあるので、鋭敏に感じてしまうんですね。
また、触覚はボディイメージを把握するためにも必要な感覚です。皮膚から感じる触覚を通して、私たちは自分の身体の輪郭を感じることができます。
これが、自分の身体の大きさや長さなどを把握する基礎になっているんです。
ボディイメージを把握できないと、色々なところにぶつかったり、転んだり・・・。
うまく把握できていると、天井の高さに合わせてかがんでトンネルを抜けたりなど、環境との関係性が把握できます。
触覚は、情緒の安定にも関わってきます。抱っこされたときの肌と肌のふれあいや、毛布でくるまれたときの心地よさは、情緒を安定させることにつながります。お子様が泣いている時に、背中を優しくさする・・・これも触覚を通して情緒の安定を促しているといえます。
他にも、識別するという働きもあります。見なくても触ってわかる感覚。素材の違いなどを触覚によって識別しています。この識別する能力は、手の器用さにもつながっていきます。
触覚って大切な機能なんですね。
実は、水遊びはその『触覚』を刺激することができるんです。
他にも、水を使っての砂場遊びや、泥遊びなどなど・・・夏場は多くの感覚入力を行うチャンスです。海や川で、プールで水遊びを楽しめるといいですね。
てぃだまち倶楽部では水遊び際に氷を入れてみたり、他にも室内で寒天やゼリーを触って遊んでみたり、小麦粉粘土を触ってみたり・・・様々な触覚を刺激する機会を持っています。
子ども達は、大人のねらいお構いなしに、きゃっきゃっと笑って楽しんでいます!
脳は「楽しい」と感じる状態のときに最も発達が促されるので、てぃだまち倶楽部ではこれからも遊びの中で楽しみながら発達を促していきたいと思います。
たくさんの笑顔の積み重ねが、お子様の発達を促す道しるべ・・・。
これからもいっぱいの笑顔に出会えるように過ごしていきたいと思います。
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