緊急事態宣言下、てぃだまち倶楽部に小さなひまわりの花が咲きました!!
子ども達と一緒に種を植えて、元気に大きく育ちますように!
・・・と願いをかけて3か月。とうとう咲きました!
実はこのひまわり、花が咲くまで育つか・・・心配でした。
芽が出て、一番のびのび育つ時期に風の強い日が続いてしまい、茎が曲がってしまったのです。晴れの日も少なく、お日様めがけて伸びることもできない日々が続きました。
「自然と戻ることができるかな・・・」と様子を見ましたが・・・。
斜めに横に・・・曲がった茎はそのまま伸びて、フリーダムなひまわり達。元気ではあるのですが、このままでは葉っぱに日が当たらない花も出てきます。
皆がのびのび育てるように、少しだけ調整することにしました。
添え木をして、風の当たらない壁沿いに移動。
添え木は、茎の曲がっている方向を無理に大きく変えないように、流れに沿って少しだけ添えました。
無理やり方向を変えると、折れてしまいます。
伸びたい方向を尊重しながら、少しだけ、様子を見ながら、そっと調整です。
そして、お天気のいい日には、日の当たる場所に鉢を移動しました。
すると、あんなに曲がっていた茎がまっすぐ、お日様を目指して伸びだしたのです!
お日様の力はすごいです!調整を続けると、茎はまっすぐ太くなりました。
太くなるのが早い子もいて、紐の後がついています。このまま添え木をしていると逆に窮屈になって茎が締め付けられて枯れてしまうので、添え木を取りました。
まだ心もとないから念のため・・・とそのまま添え木をつけていたら、そのせいで揺れるしなやかさを失い、強風で折れてしまったひまわりもありました。
でも、もう一度折れたところにそっと添え木をして様子を見ると・・・茎がつながって、ピン!と伸びたのです。生きる力ってすごい!
1本1本違うひまわり達の、育つ力に感動した日々でした。
試行錯誤で環境調整をしたひまわり。小さな可愛い花を咲かせてくれて本当にうれしかったです。咲いた花を見ながら、環境調整の大切さを感じ、児童発達支援も同じだなと思いました。
お子様の発達の支援においては、その子が直面している『困難さ』をどう支えていくか・・・強みを伸ばすにはどうしたらよいか。
本人の困難さに沿って、生活しやすいように周囲の環境を工夫し、安心して過ごせるように配慮する『環境調整』はとても大切です。
本人だけを環境に適応できる形に変えるのではなく、環境をその子に合わせて調整し、本人の育つ力、適応力を発揮できるようにしていくんですね。
次回は環境調整についてお話したいと思います。
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